学校生活

大学の授業を欠席するのは何回までOK?メール連絡は必要?不要?

2024年5月30日

大学の授業を欠席することは可能なのか

小学校・中学校・高校とは異なり、大学では、比較的、自由に学校生活を送ることもできます。

大学で履修する授業についても、必修科目を除いて、自分で決めることができます。

それ故に・・・

テストの点数やレポートの点数が良ければ、大学の授業は欠席しても問題ないのでは・・・

と考える大学生もいるかもしれません。

そこで、当記事では、大学の授業を欠席することは問題ないのかということについて、詳しく解説をしていきます。何回までなら、欠席をしてもよいのでしょうか。

中には、体調不良により、やむを得ず、欠席をするということもあることでしょう。

このように、大学の授業を欠席するとき、メール連絡はした方がよいのかということについても、解説いたします。

この記事を見てわかること

  • 大学の授業を欠席することは大丈夫か?何回まで休むことはOKなのか?
  • 大学の授業を欠席する理由について
  • 大学の授業を欠席するとき、メール連絡は必要か?

大学の授業を欠席することは可能か

卒業

結論から申し上げますと、大学の授業を欠席することは可能です。

じゃあ、ずる休みはOKなの? 何回まで休んでもOKなの?・・・といった疑問も生じてくるかと思います。

詳しく見ていきましょう。

出席することが原則

大学の授業は、欠席をすることが可能ではあります。しかしながら、原則として、ズル休みはできませんし、毎回、出席することが求められます

小学校・中学校・高校と比べて、大学は、比較的、自由であるということを前述いたしましが、大学の授業を、理由なく休むということは、原則としてできません。

何回までなら欠席してよい?

しかしながら、どうしても、欠席をせねばならないということはあるでしょう。何回までならば、欠席をしてもよいのでしょうか。

ほとんどの大学では、授業数の3分の2以上の出席を必要とするという慣例があります。

実際に、多くの大学では、授業数の3分の2以上の出席を求めるということを、規定していることが多いです。

すなわち、反対に、授業数の3分の1までならば、欠席できるということです。

原則、1つの科目において15回の授業があります。15回の授業のうち10回は出席する必要があるということになります

なお、授業数の3分の2以上の出席を求めることについて、「大学設置基準」で明確に規定されているわけではありません。

定められていることは、1単位を取る為には自習を含めて45時間の学修が必要だということです。

大学で授業数の3分の2以上出席することを求めていますが、現場では、形骸化している場合が少なくありません。

形骸化しているならズル休みはOK?

授業数の3分の2以上の出席を求めることが形骸化しているならば、ズル休みはOKではないかという疑問が生じるでしょう。

もしくは、5回、ズル休みをすることはOKではないかという疑問もあるでしょう。

実際のところ、ズル休みをしても、問題ないという授業は、講義形式を中心に多くあります。

しかし、欠席数が多いことと単位を落とすことは、正の相関があると言われています。

また、そもそも、大学生の本分は、勉強をすることです。授業をズル休みすることは、そもそも、なぜ、大学に入学したのかという問いを突き付けられるわけです。

ここでは、いずれにせよ、ズル休みは望ましくないということは申しておきたいと思います。

大学を欠席する理由!公欠は?

海外の大学

大学の授業については、出席が原則だとしても、、、どうしても欠席せねばならないということがあるでしょう。

どういった理由ならば、大学の授業を欠席することができるのでしょうか。

こちらも、大学の規定で定められていることが多いですが、以下の通り、一般的な事柄について述べたいと思います。

  • 体調不良
  • 部活動における大会参加
  • 交通障害・災害
  • 忌引き

「部活動における大会参加」のように、意外な理由での欠席も可能です。

体調不良

大学の授業を欠席するにあたって、最も多い理由は「体調不良」でしょう。

「体調不良」といっても、その原因は様々です。単なる風邪の場合もあるでしょうし、中には重篤な病気の場合もあるでしょう。

そうした中で「体調不良」の原因が、学校保健安全法に定められた「学校感染症」の場合は、出席停止処分となることが多いです。

「学校感染症」に感染した場合、公欠にはならない大学が多いようですが、特別な対応がとられる場合があります。

「学校感染症」によって大学の授業を欠席した場合、回復後、大学当局に診断書を提出するなどの対応が必要となります。

一方で、「体調不良」の原因が、「学校感染症」や大学が定める感染症等以外の場合は、特別な対応がとられることはありませんので、注意してください。

大学生は、言うまでもなく、大人ですから、最低限の体調管理は、しっかりと行うようにしましょう。

部活動における大会参加

部活動における大会参加等による、大学の授業の欠席は、公欠として扱われる場合がほとんどです。

こうした理由で大学の授業を休めることに対して、意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、世界で活躍する大学生アスリートはたくさんいます。

この場合は、事前に、所定の欠席届等を、大学当局、もしくは、担当教員に提出することが求められます

こうした手続きを踏みますと、公欠として認められ、特別な対応がとられます。

交通障害・災害

交通障害や災害による授業の欠席は、公欠として扱われることが多いです。

交通障害や災害によって、大学の授業を欠席せざるを得ない場合は、後日、所定の手続きを踏む必要があります

手続きの際、交通障害の場合は遅延証明書等、災害の場合は罹災証明書等、証明できるものを提出する必要があります。

気象警報発令時

気象庁が発表する気象警報の中でも、各種特別警報と暴風警報が発令された場合は、大学が休校措置をとる場合が多いです。

大学が一斉休校になった場合は、所定の手続きを行う必要がないことがほとんどです。

なお、上記以外の気象警報発令時は、休校にならないことが多いですが、登校が著しく困難な場合は、手続きをするようにしましょう。

忌引き

忌引きは、公欠になることがほとんどです。

実は、当サイト管理人も、親を亡くして、大学の授業を欠席したことがあります。

忌引きによる欠席については、以下の記事で、かなり詳細にまとめておりますので、私と同じ境遇に陥ってしまったという方は、ご参照ください。

関連記事

ここまでは、大学の授業を欠席してもよい場合を紹介し、公欠になるかもしれないということをお伝えしました。

繰り返しにはなりますが、ズル休みは、ダメです。

欠席するとき、メール連絡は必要?

教師

上記の通り、いろいろな理由で、大学の授業を欠席することがあるでしょう。

大学当局などへの手続きについては、先に、触れましたが、担当教員への連絡についても解説をしておきましょう。

ポイント

  • 演習・実習系の科目は、メール連絡が必要
  • 講義系の科目は、メール連絡が不要な場合が多い

詳しく見ていきましょう。

演習・実習系の科目は必要

ゼミなどの演習・実習系の科目の場合は、授業を欠席する際、事前に担当教員にメールで連絡をするようにしましょう。

こうした授業は、少人数で行われることが多いですので、出席もしっかりととることが多いです。

また、発表などもありますので、誰かが欠席をすると、授業の進行に支障が出る場合もあります。

欠席をする場合は、必ず、担当教員で、メール連絡をするようにしましょう。

公欠など、大学への手続きが必要な場合は、そちらも忘れないようにしてください。

【参考】メール文例

大学生は、あまりメール連絡に慣れていないことが多いことでしょう。メールにもマナーがありますので、調べておくのがよいでしょう。

念のため、欠席連絡をするときの、文例を示しておきますので、参考にしてください。

件名:「○○○○[授業名] 」欠席のご連絡

○○[担当教員名]先生

お世話になっております。
〇〇[大学名]大学○○○○[授業名]受講生の○○[自分の名前](学籍番号:○○○○○○○)と申します。

体調不良により、授業を欠席したくご連絡いたしました。

昨日、病院にて新型コロナウイルス感染症と診断されました。
つきましては、本日の授業を欠席させていただきたく存じます。

診断書を添付いたしますので、ご確認いただけますと幸甚です。

大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

○○[自分の名前]

こちらのメール文例は、参考程度にしてください。

社会に出ると、メールを打つことは、格段に増えます。文例を見なくても、メールを入力できるようにすることが大切です。

講義系の科目は不要な場合が多い

一方で、講義系の科目の場合は、メール連絡が不要な場合が多いです。

講義系の科目については、大人数での授業になるので、出欠の管理をしていない場合が少なくないからです。

ただし、中には、メール連絡を求める先生もいますので、初回の授業(オリエンテーション)やシラバスで、授業方針を確認しておくようにしましょう。

ただし、公欠など、大学への手続きが必要な場合は、必ず行うようにしましょう。講義系の科目とはいえ、手続きを忘れていたら、配慮が受けられなくなる場合があります。

最後に

いかがでしたでしょうか。当記事を簡単にまとめましょう。

まとめ

  • 大学の授業は、大学の規定により授業数のうち3分の1までならば、休むことができることが多い。
    ただし、こうしたルールは、形骸化していることも少なくない。
  • 部活動における大会参加や忌引きなどの場合は、所定の手続きを行うと、公欠の扱いになることがある。
  • 大学の授業を欠席する場合、演習・実習系の科目の場合は、事前のメール連絡を入れるべき。講義系の科目は、メール連絡をしなくてもOKな場合が多い。
  • ズル休みは、しないことをおすすめする。

大学の授業は、高額な授業料を支払って受けることになります。体調管理をしっかりと行って、できる限り、休まないようにしましょう。

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