義務教育である小学校や中学校は、様々な規則があり、自由に行動することが難しい一方で、高校になると、自由度が少し増します。
大学は、高校よりもずっと自由に行動をすることができます。
そのため、高校生や大学生の中には、、、
高校や大学に、ピザを宅配してもらって、食べたいなあ・・・。
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
※小中学校は、給食があることが多いので、出前にお世話になることはないでしょう。
そこで、当記事では、高校や大学で、出前をとることができるのか、述べていきます。
なお、先に述べておきますが、一般的に、高校や大学で出前をとることは、あまりよい行為とは言えません。
公序良俗を乱したなどとして、処分が下される可能性も十分に考えられます。
出前をとることを決行する場合は、自己責任でお願いいたします(当記事執筆者は、一切の責任を負いかねます)。
それでは、見ていきましょう。
大学入試会場に宅配ピザ!?
まず、恐縮ですが、私のセンター試験(現共通テスト)における私の経験から述べていきます(ギリギリ、センター試験の世代です)。
センター試験1日目のお昼休み、私は、外に行って一休みをしようと思いました(当時は、積雪があって、非常に寒かったので、外に出ようとする人は皆無でした)。
せっかくなので、外に出ると、何と、校舎の前で、宅配ピザを受け取っている受験生(高校生)に出会いました。
どうやら、ピザの宅配を手配していたようです。おそらく、その人は、その後、昼食として、ピザを食べていたことでしょう。
こうした光景を目の当たりにして、私は非常に驚きました。「学校で、出前をとってもよいのか…」と・・・。
そのうえで、以下の気づきを得ました。
- 目立たないように、1人で受け取りを行っていた(試験会場なので、その後も1人で食べていたとみられる)。
- 配達員がわかりやすい場所で、受け取りを行っていた
つまり、学校で出前をとる際、受け取り場所については、目立たない場所、かつ、配達員がわかりやすい場所を指定する必要があるのです。
ここからは、具体的に、どうすれば出前をとることができるのか考えます。受け取り場所について頭に入れたうえで、読んでください。
高校・大学で出前をとるには
出前をとる手順は、特別なことはありません。
注文をして、受け取るだけです。ただ、注意点がありますので、詳しく述べていきます。
電話やネットで注文する
まずは、注文です。電話やネット、アプリなどで、欲しい商品を注文しましょう。
もちろん、商品代を支払うことができるのかは、しっかりと確認をしてから注文をしてください。
基本的に断られることはない
生徒・学生ならば、注文を断られるのではないか・・・?
このように思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、生徒・学生が注文したからといって、注文を断れることは、一般的にはありません。そのため、注文を断られることを心配する必要はあまりないでしょう。
ただし、18歳未満の方は注意が必要です。
多くのフードデリバリーサービス(ウーバーイーツ等)は、18歳未満の人は使えない規定となっています。。すなわち、全ての高校生が使えるわけではありません。注意が必要です。
※宅配ピザを電話で注文することは、問題ない。
18歳未満の人が、ウーバーイーツや出前館などを使って商品を注文はできませんのでご注意ください。
受け取り場所について
受け取り場所については、注意が必要です。商品を受け取る場所としてふさわしいのは、先述した通り、以下の通りです。
- あまり目立たない場所
- 配達員にとってわかりやすい場所
自宅で注文をする場合は、住所を伝えるだけで問題ありませんが、学校は敷地が広いので、学校のどこに届けてもらうかはよく考える必要があります。
高校や一部の大学では、部外者が敷地内に侵入することを禁じています。また、敷地内に入ることができる大学でも、講義棟や研究棟などの建物に入ることは、やはり、禁じられています。
そうした場合は、「正門の前」など、具体的に場所を指定して、商品を受け取ることがよいでしょう。
私の経験ですが、過去に、大学の研究室に、ピザを届けるように指定している教員がいました。
確かに、教員が注文するようであれば、研究室まで届けてもらうことは問題ないかもしれません。しかし、配達員からすると、研究室がどこにあるのか迷ってしまう可能性もあります。
そうならないように、やはり、建物の外(例えば、研究棟○○扉の前)を受け取り場所に指定するのがよいでしょう。
加えて、可能な限り、目立たない場所で商品を受け取ることができるように、場所を指定しておきましょう。
学校で出前をとるという行為は、望ましい行為だとはとても言えません。そのため、目立たない場所で商品を受け取るのがよいでしょう。
商品を受け取る
注文が完了したら、後は、商品を受け取るだけです。
商品の受け取りは、1人で、できるだけ目立たないようにしましょう。
というのも、繰り返しになりますが、学校で出前をとるという行為は、望ましいとはいえないからです。
お金を払って、商品を受け取ったら、後は、おいしく食べるだけです。
【注意】特に高校では、校則違反になる可能性が高い
ここまでは、高校や大学で出前をとる方法を述べてきました。
しかしながら、そもそも、高校や大学において、出前をとるということは許されているのか、ということが気になることでしょう。
その点について、詳しく述べていきます。
高校の場合
高校において、出前をとることは、認められないことが多いです。
高校で出前をとっていることが、教職員に見つかると、怒られることもありますし、校則に基づいて処分を下されることもあるでしょう。
もしかしたら、こんなことを思っている生徒もいるでしょう。
校則で「出前をとること」は禁じられていないから、問題ないだろう。
しかし、こうした認識をするのは危険です。
校則は、禁止事項を全て書いているわけではありません。あくまで、重要なことだけが具体的に書かれていて、それ以外は、「公序良俗に反する行為は禁止」と大雑把に書かれているくらいです。
高校生ですから、当然ながら、常識やTPOはわきまえているはずです。そうした常識やTPOに合わなければ、当該行為を高校で行うことはダメです。
「公序良俗に反する行為」に該当する可能性があります。
一般的に、高校において、出前をとるということは、常識やTPOに照らし合わせて、ふさわしいとは到底言えません。
それでも、問題ないと判断するようであれば、出前をとってもよいでしょう。
ただし、何らかの処分が下されることは否めません。また、当記事執筆者は、一切の責任を負いかねます。
ただし、ここで述べたのは、一般的な高校が対象です。高校において、出前をとることが認められているところもあるかもしれませんので、各自、確認をするようにしてください。
大学の場合
大学は、高校とは異なり、比較的、自由度が高くなります。
そのため、出前をとることが禁じられているということは、あまり聞きません。
しかし、前述した通り、一般の人が、大学の敷地内、もしくは、建物内へ入ることを禁じている場合があります。
また、大学内での営業行為は禁止されています。教職員はさておき、一般的な学生が、出前をとることは、配達員の営業行為とみなされる場合があります。
繰り返しにはなりますが、こうしたことは、受け取り場所を工夫すれば済むことですので、受け取り場所を検討するようにしてください。
関連記事「大学への一般人の立ち入りは可能なのか?勝手に大学に立ち入るときの注意点」
常識やTPOについて前述しましたが、大学においても、昼食で出前をとるということは、あまり望ましいことではありません(実際に、そうした人を見かけたことはありません)。
一方で、部室でサークル仲間と一緒に食事を楽しむために出前をとることや、学会の懇親会を学内で開くために出前をとることは、十分に考えられます(そうした光景を何度か目にしたことがあります)。
最後に
いかがでしたでしょうか。最後にまとめです。
- 高校や大学で出前をとることは可能。
- 商品を受け取る場所は、できるだけ目立たない、かつ、配達員にとってわかりやすい場所がふさわしい。
学校の敷地内や建物内に一般の人は入ることができないので、受け取り場所は工夫が必要。 - 高校で出前をとることは、校則に抵触する可能性が高い。自己責任でどうぞ。
学校で出前をとることは、TPOに照らし合わせて、判断をするようにしてください。