大学に入学をして驚くこと、それは、「祝日にも授業がある」ということです(例外あり)。とりわけ、私立大学では、祝日も授業が行うことが多い傾向にあります。
小学校・中学校・高校は、祝日に授業があることはないのに、なぜ、大学は授業があるのか疑問に思われる方も少なくないでしょう。
また、

自分の大学、祝日にも授業があるけれど、これは、一般的な傾向なのだろうか・・・?
このように思われる方も少なくないでしょう。
そこで、当記事では、大学における祝日の授業について述べていきます。
などについて、詳しく見ていきましょう。
祝日にアルバイトのシフトや旅行の予定を入れてしまって、大学の祝日の授業に参加できなくなってしまったということがないように注意しましょう。
大学の授業は祝日も実施されるのか?GWも?


大学では、祝日も授業があると聞いたことがあるけれど、本当なの?
まずは、この疑問からお答えしていきましょう。
先に結論を申してしまいますと、私立大学は祝日も授業をすることが多い一方で、国公立大学は祝日は休みになることが多いという傾向にあります。
なお、ゴールデンウイークについても、基本的に、祝日として扱われることに変わりはありません。私の大学は、ゴールデンウイーク期間中も、ずっと、授業がありました。
それぞれ、詳しく見ていきます。
私立は祝日も授業を実施するところが多い
私立大学は、祝日も、授業を実施するところが多くなっています(もちろん、例外もあります)。
私も、私立大学に通っておりましたが、もちろん、祝日にも大学の授業が実施されておりました。
なお、時間割については、平日と変化はありません。祝日も、ごく普通に授業を行うということとなります。
祝日に大学に行ったら、「今日、本当に祝日だったのかな?」と思ってしまいます。
私の通っていた大学においては、ほとんどの部署の大学職員は、祝日はお休みでした(教学に関わる一部部署だけ開いていました)。
ほとんどの大学職員はお休みで、大学教員と学生だけが大学にいるという不思議な光景でした。
国公立は祝日は休みになるところもある
一方で、国公立大学に関しては、祝日の授業は休みにしているところも少なからずあります。
国公立大学は、祝日法に忠実なのかなあと感じる方もいらっしゃるでしょう。確かに、行政機関は、祝日はお休みですので、それに合わせていると考えると納得がいくでしょう。
しかし、それ以外にも、事情があると考えるのが一般的です。その事情とは、入試のスケジュールです。後で、詳しく述べます。
国公立大学でも、祝日に授業を実施するところもありますから、全ての国公立大学が、祝日は休みというわけではありません。
なぜ、祝日に授業が実施されるのか

では、なぜ、大学、とりわけ、私立大学では、祝日にも授業が実施されているのでしょうか。
その理由は、大学では、講義をする回数が決まっていると解釈されているからです。一般的に、大学では、各科目、15回の講義をすることとなっています。
※大学設置基準には、15回ではなく、15週と記載されています。
それ故に、15回の授業を何としても実施をしないといけないから、祝日にも授業を実施しているわけです。

しかしながら、大学設置基準に鑑みて、重要なのは、授業の回数ではなく、1単位あたり45時間(2単位講義だと90時間)の学修時間です
大学設置基準の細かいルールについて議論したくはありませんが、実を言うと、授業期間(授業回数)については、柔軟に運用できるようになっています。
とはいえ、原則、15週(15回)講義をせねばならないと解釈されるのが普通となっているようであります。
大学のスケジュールに余裕がない【入試への影響】
一方で、大学のスケジュールには、余裕がありません。
春学期(前期)はともかく、秋学期(後期)は、とにかくスケジュールに余裕がないのです。
その所以は、入学試験(入試です)。

毎年2月~3月には、各大学で入試が実施されます。
とりわけ、私立大学においては、2月上旬から入試が始まるところも少なくありません。
したがって、入試までに、講義と試験を終わらせる必要があるのです。
それ故に、とりわけ、私立大学では、祝日も、授業を行っているところが多いのです。
一方の国公立大学の入試は、前期日程が、毎年2月中旬ごろに実施をされます。そのため、私立大学より、少しばかり、スケジュールに余裕があるのです。
それ故に、国公立大学では、比較的、祝日も休みになるところが多いというわけです。
祝日の授業に学生は集まるのか

授業を実施する日については、「学年暦」として、新学期が始まる前から、早々と公開されています。
学年歴をみると、祝日に授業があるか否かを確認することも可能です。
普通でしたら、祝日に授業があれば、学生は、
- アルバイトのシフトに入らないようにする
- 旅行の予定を入れないようにする
などして、授業を優先するのが普通だと思います。
しかしながら、祝日授業日においても1日も大学を休まなかった私が見た大学の風景は、平日とは大きく異なっていました。
何が異なっていたのか?それは、学生の人数です。学生の人数が、平日と比べて、かなり少ないのです。
授業が実施される教室に行っても、授業の参加者は少ない傾向でした。
したがって、祝日の授業は、平日の授業よりも、学生の集まりが悪いということがいえます。
要因として、学生が学年歴をしっかりと見ていないということの他、後述する部活動などの大会参加、自主休校などをあげることができます。
祝日に授業を行うことのメリット

それでは、大学が祝日に授業を行うメリットを述べていきます。
上記2点について、詳しく見ていきましょう。
春休み・夏休みが増える
祝日にも授業を行うことによって、その分、春休みや夏休みが増えることとなります。
仮に、祝日に授業を行わなければ、その日の授業は、後回しとなりますので、その分、春休みや夏休みが削られてしまうのです。
大学生の春休み・夏休みの魅力は、何といっても、長いことです。
祝日に授業を行うことにより、1週間ほど、春休み・夏休みの時期を延ばすことが可能となります。
月曜日は祝日が多いため、その対応が容易
日曜日が祝日の場合、月曜日は、振替休日となり、世間一般では会社などがお休みとなります。
また、「ハッピーマンデー制度」の影響もありますから、月曜日が祝日になるケースが少なくないのです。
仮に、祝日の授業をお休みにしてしまうと、相対的に、月曜日に実施する授業が、後から、増えていってしまいます。
そうなると、月曜時間割の授業日を、試験前に、複数回、連続で設定をしないといけないため、少し厄介なこととなります。
※祝日が休みの大学は、土曜日を授業日にするなどして、月曜日の授業を実施していることもあります。
大学からすると、祝日も授業を実施した方が、祝日の月曜日への対応が容易なのです。
祝日に授業を行うことのデメリット

次に、祝日に授業を行うデメリットを、下記の通り、述べてまいります。
こちらも、詳しく見ていきましょう。
一般企業などはお休み
祝日は、一般企業や行政機関は、お休みとなります。
その理由は何でしょうか?内閣府のホームページによりますと、祝日は、次のように説明されていました。
祝日が「国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日」であることを踏まえ、一人ひとりの国民が、祝日の意義を考え、平常の勤務を離れて、それにふさわしい一日を過ごすことができるようにするためといえます。
祝日は、「平常の勤務を離れて、それにふさわしい一日を過ごす」ことが求められているのです。
上述の引用文において、教員の場合は勤務で差し支えありませんが、大学生の場合は学習と置き換えるのがよいかもしれません。
それ故に、世間一般では、祝日はお休みとなるわけですが、残念ながら、大学は例外となってしまっています。
前述した通り、大学特有の事情があるわけですが、学生からすると、疎外感を覚えるかもしれません。
教員にとっても、授業があるから、祝日に学会を開催することができないということにもなります。研究活動にも影響してくるわけです。
部活動の大会とかぶってしまう
部活動に参加をしている大学生は少なくありません。
部活動における大会は、多くの場合、大学生は勉学に励まねばならないということに考慮して、授業日を避けて、平日ではなく休日に実施をされます。
しかしながら、祝日は、休日とみなされます。
そのため、祝日の授業実施日に、部活動の大会とかぶってしまい、やむを得ず、授業を休まねばならないという学生も出てきてしまいます。
すなわち、部活動に参加している学生に対する学習機会が損失することとなってしまうわけです。
祝日に授業をするか否かは、大学により異なりますので、多くの大学が祝日で授業が休みでも、一部大学では授業が行われていることも十分に考えられます。
公共交通機関が祝日ダイヤになって減る
祝日の場合、多くの公共交通機関は、休日ダイヤで運行されます。すなわち、多くの路線では、平日と比べて、運行本数が減るのです。
そのため、公共交通機関で、大学に通っている学生にとっては、例えば、以下のような不便を被ることとなります。
- 電車の本数が減って時間がかかるから、早めに家を出ないといけない
- 田舎のバス路線は休日運休だから、やむを得ず、誰かに最寄り駅まで送迎をしてもらわないといけない 等々
祝日は、平日と比べて、大学に行くのが大変になります。
最寄り駅から大学が離れている場合
一方で、最寄り駅から大学を結ぶ路線バスに関しては、大学と連携をしていることが多いです。
そのため、そうした路線バスに関しては、通常ダイヤで運行されることが多くなっています。
念のため、運行事業者のホームページで、バスのダイヤについては確認をしておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしたでしょうか。
とりわけ、大学にとっては、祝日に授業を行うことは、メリットは大きいわけですが、学生にとっては、必ずしもそうではありません。
一方で、祝日を完全に休みにする大学は8月ごろまで授業・試験が続きます。
祝日に授業をすべきか否かは、一概に答えを出すことは難しいですが、今後、議論をしていかねばならない課題なのかもしれません。
「祝日にも授業があるのが不思議だ…」と思った新入生は、春休み・夏休みが長くなることをモチベーションにして、ぜひ、祝日も勉強をがんばっていただければと思います。