大学の入学が決まり、大学の授業を楽しみにしている人も少なくないでしょう。
その大学の授業を受けるために、まず、行っておかなければならないのが、教科書の購入です。
しかしながら・・・
大学の教科書をいつ買うべきかわからない…。どこで買うべきかわからない…。
という1年生も少なくないでしょう。
そこで、当記事では、大学の教科書をいつ買うのがよいのか、どこで買うのがよいのか、詳しく解説をしていきます。
実は、大学の教科書が絶対に必要かといえば、そうでもない場合もあるのです。
教科書の扱いについては、高校までとは異なるところもありますので、とりわけ、大学に入学したての方は、大学の教科書の買い方についてしっかりと理解をしていただけたらと思います。
この記事を見てわかること
- 大学の教科書をいつ買う必要があるのか。
- 大学の教科書はどこで買うことができるのか。
- そもそも、大学の教科書を買う必要があるのか。
それでは、詳しく見ていきます。
大学の教科書の特徴
大学の教科書は、高校までの教科書とは大きく異なる点があります。
高校までの教科書との違いを意識して、大学の教科書の特徴から述べていくことにします。
それぞれ見ていきます。
文部科学省の検定がない
まず、文部科学省の検定がないことです。
小学校・中学校・高校のにおける全ての教科書は、いずれも、文部科学省の検定をクリアしたものなのです。
一方で、大学の教科書は、文部科学省の検定を通されていない、一般的な図書です。いわゆる、専門書なのです。
専門書であるため、当然ながら、高校で培ってきた基本的な知識や専門分野の基礎レベルの知識を理解していないと読むことができないものも少なくありません。
単なる専門書というと語弊があるかもしれません。多くは、教科書として書かれた”専門書”です。ただ、高校までの教科書とは全く違うことは理解いただければと思います。
各授業の担当教員が選ぶ
高校までの教科書は、学校や教育委員会によって選ばれた教科書を利用していました。もちろん、選ばれる教科書は、全て、文部科学省の検定が通過したものです。
一方で、大学の教科書は、授業を担当する教員が、莫大な当該分野の図書から、自ら選定をすることになります。
例えば、解剖学という授業があったとしましょう。その解剖学に関する図書(教科書)は、山ほど出版されています。
その中から、教員が1冊(もしくは複数冊)をピックアップして選ぶということになるのです。
大学は、高校や予備校とは異なり、決まった内容を学ぶ場ではありません。そのため、複数の教科書を読み比べてみるといったことも面白いでしょう。
教科書が必要ない授業もある
一方で、教科書が必要のない授業があるのも事実です。
そうした授業では、教科書の代わりに、レジュメやスライドなど、授業担当教員が自ら作成した資料だけが使われます。
そうした授業では、教科書を買う必要がありません。
シラバスに教科書が掲載されているにもかかわらず、教科書を使わずに講義が行われるという授業もありますので、注意です。
詳しくは別の記事で述べておりますので、ご覧ください。
参考記事「大学の教科書はいらない?買わない選択肢はOK?」(内部リンク)
大学の教科書はいつ買うべきか
では、続いて、大学の授業をいつ購入するべきか、述べていきます。
ここでの回答は、遅くても2回目の授業が始まるまでに購入をすべきということになります。
ただ、早めに購入をした方が得であることもありますので、ここでは、
- 混雑を避けたいなら授業開始日の前日までに購入
- 遅くとも2回目の授業が始まるまでに購入
という二パターンに分けて、見ていきます。
混雑を避けたいなら授業開始日の前日までに購入しよう
大学の教科書は、授業が始まる前から大学生協で販売されていることがほとんどです(教科書を買える場所については後述)。
春学期(前期)・秋学期(後期)の授業開始日より前は、大学生協も混雑しておりません。
一方で、授業開始日より後については、大学生協は、教科書を購入する人たちが殺到し、非常に混雑をします。
したがって、混雑を避けたいならば、授業開始日より前に教科書を購入しておくべきです。
私も混雑が苦手でしたので、授業開始より前に、大学教科書を購入しておりました。
遅くとも2回目の授業が始まるまでに購入しよう
混雑を気にしないという方については、遅くとも、2回目の授業が始まるまでに購入をすべきです。
というのも、1回目の授業はオリエンテーションである場合がほとんどであるため、教科書を使わない場合が多いからです。
1回目の授業までに、必ずしも、教科書を準備する必要はありません(一部授業を除く)。
前述した通り、シラバスには、指定された教科書が必要と書かれているのもかかわらず、実際は、教科書を使わずに授業をする場合もあります。
そうした授業であるかどうかを見極めるのは、1回目の授業のオリエンテーション時です。
必要最低限の教科書以外は購入したくないという方は、1回目の授業が終わってから2回目の授業が始まるまでの間に、教科書を購入するようにしましょう。
大学の教科書はどこで買うべきか
次に、大学の教科書をどこで買うべきか、述べていきます。
大きく以下の4つの場所で買うことができますが、最も一般的なのは、大学生協で購入することです。
大学の教科書は、いわゆる、専門書になりますため、一般的な書店では置いていない可能性があります。
確かに、取り寄せもできないわけではありませんが、手間も時間もかかりますので、ここでは、書店での購入以外を勧めております。
大学生協
大学の教科書は、大学生協で購入することが、最もメジャーです。
私も、大学の教科書のほとんどは、大学生協で購入していました。
大学生協で購入するメリットは、組合員ならば、やや安価な価格で購入できることです。普通の書店では、まず、あり得ないことですので、教科書は、大学生協で購入することを強くお勧めします。
一方で、新学期が始まる直前、直後は、非常に混雑をします。また、場合によっては、教科書が品切れになることもあります。余裕をもって、教科書を購入するようにしましょう。
なお、大学生協がないというような大学では、大学と提携している書店などで購入するということになるでしょう。
大学の教科書は、原則、大学生協で購入を!組合員ならば、割引もありお得です!
メルカリ等のフリマサイト
大学生協ならば、やや安価で購入できるということを述べましたが、それでも、高価、、、と思われる方が多いのではないでしょうか。
大学の教科書は、専門書なので、仕方のないことではあるのですが、どうしても、お金がないという方もいるでしょう。
そうした方は、ぜひ、メルカリ等のフリマアプリで、当該教科書を探してみましょう。
意外と、使わなくなった教科書を出品している人がいるので、メルカリ等で探してみる価値はあるでしょう。
Amazon等の通販サイト
本といえば、Amazon
私は、それくらい、Amazonで多くの本を購入しています。Amazonは、本の品ぞろえが非常によく、中には、絶版になった古本なども販売されていることがあります。
私が大学で使っていた教科書をAmazonで検索をすると、たいてい、販売されていました。
Amazonでは、大学で使う教科書の扱いもありますので、何らかの理由で、大学生協に行けない場合は、Amazonを活用することをおすすめします。
先輩などからもらう
どうしても教科書を買いたくないけれど、教科書が必要だという方、ぜひ、先輩など、当該授業を受講したことのある人に、もらってしまいましょう。
そうすると、無料で、教科書を手に入れることができます。
周囲に知人や友人がいないという皆さまは、なかなか難しいかもしれませんが・・・。
【まとめ】大学の教科書でしっかりと勉強を
最後にまとめです。
大学の教科書は、混雑を避けたいならば新学期の授業開始日前に購入をするのがよいでしょう。遅くても、2回目の授業が始まるまでに購入をしておきましょう。
また、教科書を購入する場所については、組合員ならば大学生協がおすすめです。
しっかりと勉強をすると、難解な大学の教科書も容易に読めるようになってくるでしょう。
大学の教科書をうまく活用して、学びにつなげてください。