皆さん、こんにちは。大学に追加合格で入学したにもかかわらず、成績優秀者として表彰された「はし」です。
多くの大学では、成績優秀者を表彰しています。表彰をする頻度は、毎学期/毎年/卒業時など様々です。
ちなみに、私の大学では、毎学期、表彰をしておりました。それ故、私は、何度も成績優秀者として、表彰されました。
ということで、今回は、大学(某私立大学)で成績優秀者になった話をしてまいります。
GPAはどれくらいだったのかということや、奨学金をもらうことができるのかといった疑問にお答えいたします。
さらに、どのようにしたら、成績優秀者になることができるのかということについても述べます。
何せ、私は大学追加合格者です。入学時において、学力は周囲よりも低い状況でした。それにもかかわらず、成績優秀者になることができたのです。
私の経験をもとに、述べてまいります。
成績優秀者の基準は
まず、気になるのが、どれくらいのGPAで、成績優秀者になることができるのかということでしょう。
正直申し上げて、大学やその年によって、変動はあると言わざるを得ません。
とはいえ、私の経験から、ある程度は、目星を付けることができますので、詳しく見ていきましょう。
GPAが重要になってくる
多くの大学では、GPA(Grade Point Average)というの成績評価方式を活用して、成績優秀者を決定しています。
GPA とは、授業科目の成績評価に応じてポイントを付与をして、そのポイントに各科目の単位数を乗じた合計を、登録科目の総単位数で割って算出した平均値のことをいいます。
つまり、計算式は、以下の通りです。
GPAの算出式
GPA={(Sを取得した単位数×4)+(Aを取得した単位数×3)+(Bを取得した単位数×2)+(Cを取得した単位数×1)}÷登録した総単位数
では、成績評価をどのように点数化するのか。概ね、以下の表のようになります。
評価 | 点数 | ポイント |
---|---|---|
S(AA・A+)/秀 | 90~100点 | 4 |
A/優 | 80~89点 | 3 |
B/良 | 70~79点 | 2 |
C/可 | 60~69点 | 1 |
D(F)/不可 | 0~59点 | 0 |
※「S・A・B・C・D」や「秀・優・良・可・不可」など、評価に用いる文字は様々ですが、GPAの算出方法は、どの大学も共通です。
※6段階評価の大学もあります。その場合は、最も高いポイントを「5」にして同じように計算します。
どれくらいのGPAが必要(私の経験をもとに)
GPAが3以上であれば、世間では、十分な成績と認められるでしょう。しかし、成績優秀者になるには、更に高い値が求められます(←大学・学部により異なるでしょう)。
私の場合は、毎学期のGPAが、だいたい、3.5以上でした(5段階評価)。
また、どういうわけか、同じ学部の他の成績優秀者も知り合いばかりでしたので、GPAを聞いていますと、だいたい、3.5以上でした。
他学部や他校の人などにも、参考までに聞いたところ、やはり、3.5が一つの目安となっていそうです。
少なくとも、GPA 3.5を目指すことが必要となります。
「登録単位数x単位以上の者のうちGPAの上位y人」など、複数の条件をクリアした学生が表彰されることになります。
自身のGPAが全体の上位になるために、少なくとも、私の経験上、3.5以上は必要だということになります。
成績優秀者になるには?
では、成績優秀者になるために必要なことを述べます。
とはいっても、特別な努力はしておりません。特効薬があると期待をされていた皆さま、すみません・・・。
ですが、下記の通り、いくつかのポイントがあります。
このように、成績優秀者になるために、特別なことを行う必要はありません。それぞれ、見ていきます。
興味のある授業をとろう
成績優秀者になるために一番大切なことは、授業の選択です。
いい加減に授業を選択しても、成績優秀者にはなれません。
例えば、単位を取りやすいという噂が出回っている授業(いわゆる楽単)は要注意です。
仮に単位は取れたとしても、楽単に限って芳しい評価はなかなか得られません。
なぜなら、それは自身にとって興味のない分野の可能性が高いからです(もしくは、担当教員の方針なのかもしれない)。
そこで、ぜひとも、自身にとって興味のある授業を取るようにしましょう。そうすることにより、勉強量が増え、成績にも影響することでしょう。
少し厳しいことを申しますが、興味のある科目が一つもないという方は、進路・大学・学部選択が間違いだったのかもしれません。そのような方は、残念ながら、どうしようもありません。
授業に、毎回、出席しよう
授業には、休まずに、毎回出席をしましょう。私からすると、言うまでもなく当たり前のことです。
特に、出席を取る授業を欠席することはNGです。成績に直結しますので、ご注意ください。
出席を取らない授業も、出席することをおすすめします。欠席をしてしまうと、授業についていけなくなるからです。
授業についていけなくなると、わからない→勉強する気になれない→わからないことを放置してしまう→わからない→・・・・という悪循環に陥ってしまいます。
そして最終的には、単位を取ることを諦めるという羽目になってしまうでしょう。したがって、出席を取らない授業も、できる限り出席しましょう。
提出物をしっかり提出しよう
こちらも、当たり前だと思いますが、提出物(課題レポート等)を忘れずに提出しましょう。
しかし、提出物をただ提出するだけでは意味がありません。
即ち、課題をいい加減に行って、提出することはあってはなりません。
たいてい提出物は成績評価対象ですから、しっかりとまじめに取り組んで提出すべきです。
わからないことを放置しないように
最後です。わからないことを放置しないようにしましょう。
授業でわからないことが出てきたら、まず、教科書や文献等で調べましょう。
それでも、わからない際は、担当教員に質問に行きましょう。私も、このようなことを、大学入学以来、ずっと続けてきました。
わからないことを放置してしまうと、テストの際に対応できなくなります。わからないことは、放置することがないようにしましょう。
担当教員のもとに、たびたび、質問に行っていたので、教員と、結構、仲良くなりました。ただ、教員とのコネと成績は、全くもって関係がありませんので、ご注意を(公平に評価されます)。
成績優秀者になるメリット
次に、成績優秀者になるメリットについてです。
ここでは、大きく、下記2点について説明いたします。
では、詳しく見ていきます。
奨学金をもらえる
成績優秀者になると奨学金をもらえます。しかも、結構の額の奨学金がもらえるのです。
奨学金の額については、大学によって大きく異なります。
参考までに、毎学期、成績優秀者の表彰を行っていた私の大学は、文系学部が15万円、理系学部が30万円でした。
私は、毎学期、表彰されておりましたので、毎学期、15万円をいただいていました。
ここで注意ですが、奨学金を私利私欲のために使うことはよしましょう。何のための奨学金がわからなくなりますから。
奨学金は、授業料の納付や文献・研究資材の購入のために使いましょう。
私は、いただいた奨学金の全額を、授業料の支払いにあてました。おかげさまで、授業料が大幅に安くなった気分に浸っておりました。
将来の進路に有利にはたらく
ここでいう将来の進路とは、(大学院)進学か就職を想定しています。ともにプラスにはたらきます。
大学院進学
大学院進学(特に内部進学)の場合は、学部生時代の成績次第では、入学試験の一部が免除される場合があります。
大学院進学を目指される方は、学部生時代の成績をおざなりにしないように注意しましょう。
就職
就職にも有利に働くのでしょうか。答えはYesです。
ただし、就職活動において、成績は役立つものではなく、役立たせるものです。自己PR等で活かしましょう。
大学院進学、就職ともに、学部生のときの成績が良いことは、有利にはたらきます。
「成績はどうでもよいから、大学は卒業できればいいじゃないか」と考えるのは早計です。
ぜひ、よい成績で、成績優秀者として大学を卒業することを目指してください。
ちなみに、私は、大学卒業時、成績が良好だったことから、学部の総代に選ばれました。身内の介護をしていたこともあり、秋卒業だったという事情もあるわけですが・・・。
成績優秀者には誰でもなれる!
冒頭でも述べましたが、私は大学追加合格者でした。
大学入学当初における成績は、最低に近かったということを意味します。
それにもかかわらずこんな私でも成績優秀者になることができたのです。
大学の勉強は、高校の勉強とは全く異なりますので、高校の勉強ができなかったとしても、大学では非常に良い成績をとることができる場合があります。
大学でしっかりと勉強をして、成績優秀者を目指してみてください。